レースには勝ったが…

　ばたばたと忙しく、2009年最終戦の記録を書いていなかった。うっかりしていたら、３日後に2010年第１戦ではないですか。

　最終戦を一言で言うと、「スピードで負けて試合に勝った」。スピード不足は認識していたのでストレートを少しでも速くしようと空力を改善。軽量ハードトップの中古を入手してもらって取り付け、GTウイングも１枚羽根にしてドラッグを減した。フロントとリアのバンパーの下にはアンダーパネルを製作。ガーニーフラップをあちこちにぺたぺた張ったり、外してあったホイールハウス内のカバーを取り付けたり、バンパーの抵抗になりそうな部分を切り取ったり。オープンのときはストレートエンドで１５０キロちょっとだった（メーター読み）のが、空力に手を入れることで１６０キロ近く出るようになった。

●予選
　やれることはやって迎えた予選の結果がこちら。

　１位：スノコKEWμADVANVti　　　　　　　 １分１１秒５８３
　２位：マッサGOGO☆T.O.R.F　　　　　　　　１分１２秒５４１
　３位：ほんだレーシング　　　　　　　　　　　１分１３秒２２３
　４位：ファストウエイニューフェリオ　　　　　１分１３秒７２４
　５位：白い恋人＆介せ興業１号車EG4 　　１分１３秒８７５

　セッティングがしっくり来ていなかったこともあるけれど、なんと１秒落ち。１５秒台とかで走っていた時代とは違う。気合いとかでどうこうなるタイム差じゃない。上位３台によるスーパーラップでは、セッティングを少し変えてみたらかえってタイムが１３秒台に落ちてしまった。

●第1ヒート
　スタートをべいべに任せ、セカンドドライバーをＴ氏に任せる。べいべ、まあまあのスタートも、ほんだレーシングのシビックに抜かれる。前のスノコシビックを追いかけたいのに痛恨の展開。すぐ抜き返せ！　と思ってみていたが、なかなか抜けないみたいだったので２０分ちょっとしてT氏に交代。この時点でスノコはツーリングモード。ペース調整をしながら、貫禄のトップチェッカーだった。完全にレースをコントロールしていて、歯が立たないのが悔しい。

　１位：スノコKEWμADVANVti
　２位：マッサGOGO☆T.O.R.F
　３位：ほんだレーシング
　４位：ファストウエイニューフェリオ
　５位：RDG FALS

●第2ヒート
　スタートはまさが務めて、セカンドドライバーはべいべ。

　リバースグリッドになって、４番グリッドからのスタート。すぐ後ろに控えるスノコシビックをスタートで抑えたいところだが、スタートダッシュの違いと、ドライバーの未熟さ(笑)で、たぶん難しいな、と覚悟。緊張のスタートをそこそこに決めて、前の車を追いかける。ぴったりとファーストウエィフェリオに付いていくと、イン側に並んでいてもおかしくはないスノコが来ていない。状況が飲み込めないまま、フェリオを追撃する。

　１位ほんだレーシング、２位ファーストウエィフェリオと続いて３番手でレース。しばらく走っていてスノコシビックが走っていないことに気がつく。トラブルか？　前だけに集中して走れるようになったものの、ファーストウエィフェリオを抜く隙がなかなかない。コーナーはこちらが良いのだが、立ち上がりでちょこっと離れる。ヘッドライトを点灯してがんばってプレッシャをかけ（たつもりになっ）てみるが、抜けない。Ｚコーナーでコーナーリングのタイミングを変えて２ヘアの立ち上がりで横に並ぶもスペースがなくて引き下がったりと、とにかく抜くことができなかった。

　ということで２０分ちょっとで僕もお払い箱に。得意のドライバー交代で前に出る予定が、べいべはアウトラップでペースが上がらず、１周遅れてピットインしたほんだレーシングにポジションをキープされてしまった。明らかにペースが遅いのだが、隙を突くことができずに、そのままゴール。お互いに未熟だ(笑)

　１位：ほんだレーシング
　２位：マッサGOGO☆T.O.R.F
　３位：TORF・スターレット
　４位：白い恋人＆改瀬工業１号車EG4
　５位：RDG FALS

●第3ヒート
　再び４番グリッドからスタート。スタートをＴ氏に務めてもらい、セカンドはまさ。

　スタート直後、5番スタートのほんだレーシングがトップに立ち１２秒台で引き離しにかかる。スノコシビックはやはりトラブルがあったみたいですぐにコースアウトをしていった。

　T氏は２位で食らいつくが、こちらも消耗していることもあって、少しずつ差が開いていく。ほんだレーシングもやはりきつかったのか、ペースが落ちだしたところでT氏が追いつく。数周攻撃しまくった後、最終コーナーでカミソリのようにインをさして抜いてしまった。そんなT氏ドライブの雅久号の最終コーナーをピットから見ていると、減速しているように見えない(笑)。

　ほんだレーシングもミッショントラブルでペースが上がらない中、独走状態で僕にバトンタッチ。だらだら走っていたら申し訳ないので、１３秒半ばでラップを続けてトップチェッカー。

Coomac CUP 2009 R.3　N-ZERO耐久　結果

■1位　30p
　＃43 マッサGoGo☆T.O.R.F.
■2位　26p
　＃1 ほんだレーシング
■3位　17p
　＃14　ファーストウェイNEWフェリオ
■4位　14p（STクラス1位）
　＃82 T.O.R.F.☆スターレット
■5位　12p
　＃64 スノコKEW μ ADVAN Vtiシビック
■6位　 11p
　＃4 白い恋人＆改瀬工業1号車
■7位　 9p
　＃3 RDG FALS
■8位　 3p
　＃5 のろま大将ソルジェンレ
■8位　 3p（STクラス2位）
　＃35 RS AMRO teamSSR
■8位　 3p（STクラス3位）
　＃3 Z-G Factory
■8位　 3p
　＃9 白い恋人＆改瀬工業2号車

　2位、2位、1位で第3戦トップ。年間シリーズに反映させると…

Coomac CUP 2009 N-ZERO耐久 シリーズポイント最終結果
◆ＳＰクラス◆
■1位■ 82P
マッサGOGO☆T.O.R.F（NA6CE）
■2位■ 68P
スノコKEWμADVAN Vti（EK3）
■2位■ 68P
ほんだレーシング（EG4）
■4位■ 47P
ファーストウェイNEWフェリオ（EG8・EG4）
■5位■ 21P
RDG FALS（EG4）
■5位■ 21P
白い恋人＆改瀬工業1号車（EG4）

　年間シリーズでもトップに立ち、年間優勝も獲得。が、敵失によるものなので、どことなくぐだぐだで、助っ人T氏以外には見せ場を作ることもできず、なんだかなあ、な幕引きとなった。

　それでも、、

　トロフィーを受け取ると「チャンピオンだ」との気持ちにもなり、

　みんなで喜びました。

　サーキットまで駆けつけて応援してくれた皆さん、毎回チーム運営を手伝ってくださる皆さん、そしてT.O.Racing Factoryにありがとう。