色と内装を気に入って買ったＶスペシャル。中古で買った当初からセンターパネルやドア、シフトゲート、ヒーターの吹き出し口などにウッドパネルが付いていた。タン色の内装とウッドパーツがマッチしてとても満足している。これがかなり高価なものだとは最近知った。全部で５万ぐらいらしい。

　しかし、唯一不満なのはシート。皮だから夏に蒸れてしまうのは仕方がないにしてもサポートがよくない。しかも、皮だから左右に体が滑る。ちょっとペースを上げて走ったときは、フットレストを思いっきり踏んでシートに体を押しつけるため、おしりが半ば浮いてしまうくらい。バケットシートに変えたいと何度も思ったけれど、多くが黒色や赤色。タン色はなかなかない。内装の雰囲気が気に入っているので、タン色であることは必須条件。そんな理由でシートはいまだノーマルのまま。

　ハンドルはナルディのウッド。Ｖスペ標準のもの。変えるつもりはないけれど、最近パワステを外してステアリングが重くなったので、汗をかいたらすべるかも、と危惧している。すべって困るようだったら、皮のステアリングにすればよいのだけれど、ウッドが気に入っている。だから、手袋を着けるのだ。

買ったときから付いていたウッドパネル。だんだんとはがれてきたため、修理しようと外したら、ひび割れがたくさんできちゃった。古くなってきた「味」だと思って我慢。

　センターパネルに張ったウッドパネルがボンドの劣化ではがれてきてこまったことがある。このパネル、アルミの型に木を張り付けて、その上に透明のプラスチックのようなものでコーティング？してある構造になっていて、表面のプラスチックがだんだんと縮んでパネルが反り返ったらしく、すみの方からはがれてきてしまった。

　これはたまらない、とボンドで補修していたのだが、またすぐにはがれてしまう。仕方なく荒療治で、一度全部はがして、裏に大量のボンドを塗りたくって、固定してやった。はがしたときに表面が「パキッ」と何カ所かひび割れた。さらに、このとき買ったボンドが失敗。うっかりしていて、乾いても白い色のままのものだった。てっきり透明になると思いこんでいたため、大量にはみ出して固まった白いボンドとひび割れで、ものすごく小汚くなってしまったのだ。

　捨てちゃおう、とも考えたが、同じ模様のウッドパネルは見たことがなかったし、パネルを自作する自信もない。はみ出したボンドだけでもきれいにしようと、灯油でふいたらいの外きれいになった。以来、はがれてくることもなくなった。